社名や店名、ロゴ、紋章などの“印”をお好みの色、サイズで染上げます。
オフィス街のビルの上に立つ旗、街中にある雰囲気のいいお店にかかる暖簾、神社の本殿に吊られている幕など、“印”の入った商品を作製いたします。
ご使用になられる用途や場所、デザインやサイズ、ご予算、納期によってさまざまな染め方と生地でご要望にお応えします。
主な加工方法は大きく分けて3つ、本染と顔料プリントとデジタル染色とに分けられます。
裏から見ても表と同じように染まっている状態
水を介して繊維の一本一本の中まで染料が入り込み、蒸して発色・固着される染め方。
裏から見ると柄がない状態(裏まで染まっていない)
顔料と専用の樹脂を介して生地に付着させて、ベーキング(熱処理)で固着させる染め方。(顔料は版を用いてプリント)面積の小さい簡単なプリントものに利用される手法です。
裏から見ても表と同じように染まっている状態
顔料と専用樹脂を介して生地に付着させて、ベーキング(熱処理)で固着させる染め方。(刷毛で顔料を生地につけていく方法、版は防染糊を置くときに使用)プリントでは難しい面積の大きいものなどに利用できます。
繊維の芯まで染まりきっていない状態
昇華性分散染料インクを専用紙に一旦プリントし、熱で生地に転写する手法。基本的には表面染着 版・(前)後処理不要なため少工数で加工できます。
繊維の芯まで染まりきっていない状態
昇華性分散染料インクを前処理済の生地に直接吹き付けて熱処理をし染め上げる手法。大型のフルカラープリントなどに利用できます
わかりました!では私が、お客様になって、色々とお話を聞いたり、質問したりしますね。
それでは早速始めていきましょう!
よろしくお願いします!
はい、では私達の業界でいう本染部門から行きましょう。
本染とは何ですか?
いい質問ですね。(笑)
本染というのは、一般的な染めのことなんですが、染めてから、蒸し、洗いまで行う必要がある染色全般を指します。当社では、引き染め、手捺染、オートスクリーンを使用して行います。
なるほど。本染ではない染めってあるんですか?
これまたいい質問ですね。(笑)
染料を使わない場合もあります。当社では顔料プリントや昇華転写がそれにあたります。これらは本染とは言わないですね。
難しいですね・・・
難しくはないのですが・・・聞きなれない単語が出てくると難しく感じますよね・・・
昔ながらのとか、伝統的なとか、そんな言葉をイメージするといいかもしれません。
本染で作られるものも、旗、幕、のれんといった昔からあるものが殆どです。
いわゆる職人仕事ですね。
そうです、そのイメージが合っていると思います。
難しく感じてしまう部分もあるでしょうが、なんとなく、昔ながらのことをやっている会社なんだと思ってください。
わかりました。
わからないことはまた聞きますね。
是非、そうしてください。
初めての方にも丁寧に対応しますので安心してください。
続いて昇華転写の説明をしますね。
はい。
昇華転写はインクジェットプリンターを用いた方法になります。
インクジェットプリンターで、専用の紙にプリントし、生地と合わせて熱プレスすると生地に色が移ります。
面白そうですね!
簡単に例えるなら、アイロンプリントみたいなイメージです。
本染に比べると、必要な工程数が少ないので、短納期で仕上げることができますね。
ほかに何か特徴はありますか?
本染って色を濃く染めることができるんです。
へぇ~。
昇華転写って、水を使わなくても染められるという特徴があるんですけど、本染めに比べると発色が課題だったんですよ。
発色が良くないということですか?
本染と昇華転写、比較すること自体、ちょっと違うなと思うんですが色の濃度感に差があって、その差を埋めるべく、工夫を重ねてきたものが当社の昇華転写の特徴なんです。
いろいろな工夫があるんですね
はい、社員の工夫の積み重ねが当社の品質やサービスの向上につながっています。
当社で使用する染料は4種類の化学合成染料(A)と、インクジェットプリンターで使用する染料インクは1種類(B)になります。。
いずれも人体への影響がないもの、環境に有害なものを含んでおりませんので安心してご利用いただけるもののみをご用意しております。
特定芳香族アミン24物質を含む染料は一切使用しておりません。
こんにちは!ここでは当社のホームページを訪問してくださった方に工場見学式で工場の工法についてご案内します。